VA(ブイエー)とは、生産管理において、価値を最大化するための手法。消費者にとって価値が最大となるように、常に生産を見直す必要があるが、その際に用いられる考え方がVAである。Value Analysisの頭文字であり、日本語では価値分析と言われる。価値(Value)は、価値(Value)=機能/原価=品質/原価という関係式で表される。この関係からわかるように、価値を高めるためには、原価を下げる、あるいは、機能や品質を上げる必要がある。そのためには、原材料の仕様の変更、設備の変更、生産方法の変更などを研究する。様々な分野の専門家が集まり、多角的な研究を組織的に行うことがより効果的なVAを行うことにつながる。製品開発や設計の段階まで拡張したものを価値工学(VE、Vaue Engineering)と呼ぶ。企画段階から行われるので、VEの方がVAよりも効果が大きいと言われる。