MRP(エムアールピー)とは、事前に企画された製品の生産計画を基にして原材料の必要量・納期を計画する手法である。Materials Requirements Planning の頭文字であり、日本語では資材所要量計画と言われる。手順としては、まず、マーケティングによって予測された販売計画に沿って、部品表から算出した原材料の総使用量を決める。その際、工場での組み立て時間を考慮する。次に、在庫の引き当てを行い、発注を受けた製品に使われる原材料を差し引いた在庫を計算する。最後に、そのロットで使用する原材料の適正数値を計算して、発注データを作成する。なお、すでに発注しているものと重複があれば、その分を差し引く。MRPシステムを導入以前にくらべ、原材料購入の計画を立てられ、内部プロセスの在庫など無駄なコストを削減できるようになる。