MPS(master production schedule、基準生産計画)は、MRP(資材所要量計算)のベースになっている。いつまでにどれくらいの量を生産すべきであるか定める。生産に関する具体的な計画は、MPS(基準生産計画)を基に立てられる。人や機械等のリソースについて計画、評価し、在庫や販売予測を行った上でそれぞれの条件のバランスを見極めた上で定めている。MPS(基準生産計画)の作成においては、(1)品目毎の生産量、(2)品目毎の需要、(3)品目毎の在庫、(4)顧客からの受注残、(5)確定している生産数量、が使用される。システム上でボトルネックとなる部分や、手に入りづらい材料等も考慮した上で、達成できる計画になっているかを検証する。対象製品は、生産方式によって異なるが、見込み生産の場合は最終製品を対象とし、受注生産の場合は原材料を対象とする。