BOMとは、Bill of Materialsの略である。日本語では、「部品表」または「部品構成表」と呼ばれる。 これは、製品を製造する場合に部品や原材料がいくつ必要かを計算するための部品の構成のデータである。組み立て製造業には、絶対に必要な概念である。 BOMには、2種類ある。サマリ型とストラクチャ型 である。サマリ型とは、構成部品の数のみ入力し、ストラクチャ型では、中間製品も入力する。 一般的には、中間部品や最終の部品が膨大な数になってくるとストラクチャ型では、混乱してしまって運用できなくなる場合があるため、そのときは、サマリ型を使って部品を準備してあとは製造での運用でカバーすることがほとんどである。 利用することで、個々の部品が工程上のどの部分で、いつ使用されるかを特定でき、部品管理を効率化できるとともに、調達の適正化が可能となり、部品不足によるボトルネックをなくすことができる。