3M(さんエム)とは、生産の効率性の要素を表す言葉である。3つのMは以下の英単語の頭文字からなる。

原材料(Material):生産対象となる原料と材料を指し示す言葉。原料とは製品や部品として使用するには加工が必要なもので、一方、材料とは加工が必要ないものを意味する。

機械設備(Machine):生産手段となる工具類、機械、装置を表す言葉。生産能力を拡大する上で必要な自動化、大型化、精密化のために重要なファクターとなる。

作業員(Man):作業員は生産管理において最も重要な要素だと言っても過言ではない。作業員は教育訓練することでその技能の熟練度が増していく。

この三つを「生産の3要素」という。また、さらに生産方法(Method)を加えて4M(よんエム)という言葉も用いられる。このような3つ(ないしは4つ)の要素に注目することで、製品の質や量に問題があるときに状況改善に取り組みやすくなる。