生産進捗管理(せいさんしんちょくかんり)とは、作業の進行状況を把握し、完了までの作業量及び作業期間を調整する活動のこと。

製造業の基本であり、生産管理の管理目標であるQCD(品質、コスト、納期)のうち、Qを対象とするのが品質管理であり、Cを対象とするのが原価管理である。Dつまり納期を対象とし、これを守ることが生産進捗管理の目標である。日程計画に対して現状の進み具合を照らし合わせ、残りの作業期間や作業量をチェックし、生産が遅れている場合は対策を講じて遅れを取り戻す。納期の厳守のため作業を計画より先行して行うと、仕掛在庫(製造過程にあり製品としては完成していないもの)が増加し原価を圧迫する恐れがあるので、仕掛在庫を少なくするために作業量、作業時期をコントロールする必要がある。

これらを完了するまで繰り返すのが進捗管理である。