どこの会社でも1日の生産目標、実績の記録はあるが1ヶ月の合計では始業時のもたつきや機械の停止時間などの問題が表面化できにくい。そこで生産実績が記録でき、時間ごとに問題点が見つけやすくするために工夫したものを生産管理板と言う。 生産ラインにおける稼働状況を把握するために、生産予定数、生産実績とその比率のほか、ラインの停止の原因、改善対策、生産計画への影響などを1時間単位で記入する。 生産工程の管理者は生産管理板を毎時間チェックし、異常の再発防止の実施と改善の効果確認を行なう。それにより、もし生産に遅れが発生した場合は速やかに適切に対応する事が出来る。 すなわち目で見る進歩管理の道具で、実績の遅れや進み過ぎを見つけやすく、また作業者に時間ごとに製品がいくつ必要なのか、目標を与える事もできる。生産状況を表した管理板であるたま「生産管理板」は管理部門よりも実際の作業現場に置かれるのもである。