個別生産とは、お客様からの受注によって個別に生産する「生産形態」のこと。1個から複数まである。「個別生産」の例としては、「船舶」「産業機械」「重電」「船舶用エンジン」などがある。「個別生産」には次のような特徴がある。生産する製品が「お客様ごと」に異なり製品も異なるため、「加工内容」や「工程順序」、使用する「部品」、「数量」「納期」も異なる。「工程」の機械・設備は「種類別」に配置されており、「工程」の機械は「汎用機」が多くなっていて、どんなものでも加工することができる。作業者は「多能工」で構成されていて、原則的に製品の「在庫」は持たない。「受注生産」が多いので「受注」してから「生産」する適正な「納期」を設定する必要があり、 製造部門は販売部門との関係を密にして、製造の「生産能力」、「操業度」などを考えて適正な「納期」の設定をおこなう必要がある。