一般的に発注から納品までに要する時間のことをリードタイムと呼ぶ。手番という場合もある。リードタイムには「生産(製造)リードタイム」のほか、「配送(出荷/物流)リードタイム」「調達(購買)リードタイム」「外注リードタイム」「開発リードタイム」などがある。リードタイムのうち、付加価値活動を行っていない時間はコストだけが発生する時間であり、この部分を短縮する事で比較的大きなコスト削減効果が得られる。近年では製造業、流通業、物流業などあらゆる業界においてリードタイムを短縮することによって、欲しいものが欲しいときに欲しいだけ手に入るという、サービスや製品の購入者にとっての満足度の向上につながる。リードタイムの語源は、もともとはトヨタ自動車において「標準手持ち」の概念を説明するために使われた和製英語だという。